今回のもくじ

1.【製品紹介】ユニークなコンセプトの微差圧センサーECHOLINE

2.【Tips】レンチアジャスト

3. 編集後記

ユニークなコンセプトの微差圧センサーECHOLINE

今回はPrecision Sensors社製微差圧センサーECHOLINEをご紹介します。

アナログとデジタルのハイブリッド

ECHOLINEは主流のマイコン制御方式ではなく、アナログ回路で構成されています。
昔ながらのダイアフラム式微差圧計を電子回路に置き換えた製品とも言えます。
差圧感知部はアナログ回路ですが、表示部はデジタル表示になっていますので小型化にも成功しています。

アナログ回路のため、監視圧力の上限・下限設定方法も独特です。
マイコン制御差圧計であれば上下ボタンで設定しますが、本製品ではポテンショメータをドライバーで回して設定します。設定値はディスプレイにデジタル表示されますのでご安心ください。
出力も漏れ電流防止のためオープンコレクタではなくメカニカルリレーが内蔵されています。

クリティカルな環境に追加投資を

これにより、潜在的なバグや電磁波などに悩まされることなく確実な圧力監視が可能となります。
半導体業界やバイオ業界のクリーンルーム、ガスボックスの差圧監視など、間違いの起こってはいけない場所に採用されています。

ECHOLINEはUL991、UL508、SEMI-S2の各安全規格に対応しています。
マイコン制御差圧計は超小型で集中管理も可能などメリットも多いですが、誤作動の危険性はついて回ります。
さらなる安全のためにECHOLINEの追加採用もご検討ください。

ホームページでは動画による紹介もしています。ぜひご覧ください。

微差圧センサーECHOLINEの製品情報を見る

レンチアジャスト

TESCOMの圧力調整器はロードスプリングの調整のためプラスチック製のハンドルを使用しています。
ですが、誤操作・いたずら防止のためにハンドルをつけたくない場合もあると思います。
このようなケースに対応する方法をご紹介いたします。

小型圧力調整器（44-2200、44-1800、44-2300など）

ハンドノブを取り外すとマイナスドライバーで直接スクリューを回せるようになります。

これだけですと振動等でスクリューが回ってしまうので、ハンドルを固定していたナットを利用して本体にしっかりと固定してください。

ボールベアリング内蔵式圧力調整器（26-1000、26-2000、26-1700など）

ハンドノブを取り外すとレンチで直接スクリューを回せるようになります。
ただしスクリューを固定する方法がありません。
固定する場合はレンチアジャストモデルを選択する必要があります。

圧力調整する場合は上の小さなナットを緩めて下側のナットで調整してください。
この部品は単体でのご購入も可能ですので、あとからレンチアジャスト式にすることも可能です。

スラストベアリング内蔵式圧力調整器（44-1100、44-1300など）

ハンドノブを取り外すとレンチで直接スクリューを回せるようになります。
残念ながらレンチアジャストモデルが無く、スクリューを固定する方法がありません。
TESCOM純正ではありませんが、弊社で設計製作した回り止めがございます。

詳細につきましては弊社営業員にご連絡ください。

編集後記

今回のメールマガジンはいかがでしたか。

レンチアジャストは誤操作防止以外にも高温環境下での使用にも適しています。
他にも金属製T-barハンドルのオプション等もございます。
どんなことでも結構ですので、ご希望がございましたらお問い合わせください。

次回もよろしくお願いいたします。

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