Techmation

テクメイション通信Vol.017

おはようございます!株式会社テクメイションです。

日本豆乳協会によると本日10月12日は「豆乳の日」なんだそうです。
10月2日ではなく、12日の方が「とう(10)にゅう(2)」で、じゃあ10月はなんだというと、体育の日もあり健康についての活動が多い日だから、とのことです。
2008年に制定され不思議なことに翌年から豆乳市場は拡大を続けたそうです。きっと意識することが大事なんだと思います。
ちなみに私も健康のために豆乳にトライしているのですが、どうも苦手ですぐに挫折してしまいます。

今回も流体制御をテーマにお役立ち情報をお届けします。
どうぞよろしくお願いいたします。

(本日の担当:落石)

これまでバックナンバーはこちらからご覧になれます。

テクメイション通信バックナンバー

今回のもくじ

1. TESCOM社製品価格改定のお知らせ

2.【製品紹介】44-2300背圧弁の内部を見てみる

3. 編集後記

TESCOM社製品価格改定のお知らせ

本日は大変心苦しいお知らせをいたします。

ここ数年の世界経済成長による原材料価格の上昇に合わせ、TESCOM社は毎年製品価格の引き上げがございましたが、弊社も都度諸経費の削減等でなんとか価格維持に努力して参りました。

しかしながら新型コロナウイルス蔓延の影響による物流・人件費の高騰で世界の物価上昇率は想定を超えており、TESCOM社からは例年以上の製品価格引き上げを行なうとの通知がありました。もはや弊社単独での努力では抗し難い状況となっています。

つきましては不本意ではございますが、製品価格を10〜20%値上げさせていただきます。
本改定は2021年11月15日受注分から行なう予定です。詳しくは担当営業員にお問い合わせください。

今後もより一層のサービスレベル向上に取り組み、さらなるご満足をいただけるよう精進してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

44-2300背圧弁の内部を見てみる

本日は4つのカテゴリのひとつ、44-2300シリーズをご紹介します。
44-2300シリーズはコンパクトで高感度な低圧用背圧弁です。

44-2300本体を正面から見てみます。

44-2300正面写真

直径は50ミリ、高さは約130ミリ(ハンドルの位置で変わります)、重さは920グラムと大変コンパクトにできています。

ダイアフラム式センサーを採用し、通常は最大250psi(1.72MPa)、オプションで500psi(3.44MPa)まで使えるモデルもご用意しています。
Cv値は0.08です。
出入口接続はNPT、サイズは標準が1/4"でオプションで1/8"も選択可能です。
接ガス部は金属と樹脂シートのみで構成され、Oリングを使用していないため様々な流体でご使用いただけます。
ダイアフラム材質は316SSTの他にもハステロイやエルジロイが、樹脂シートはテフロンのほかPEEKやベスペルも選択できます。

44-2300_底面

底面には固定用のねじ穴が2か所あります。ねじ規格は#10-32UNFです。
実はM5ねじも使えます。若干遊びが多いようにも感じますが、固定してしまえば問題ありません。

ハンドノブを外しました。

44-2300_分解_01

ボンネット部にはパネルナット用のねじが切ってあります。
別売りのパネルナットを使用して、パネルに挟み込むことができます。
パネルに直径35ミリの穴をあけてご使用ください。

それでは内部をご覧にいれます。
ボンネットを外しました。

44-2300_分解_02

ロードスプリングの力が直接ダイアフラムにかからないようにパッド(スプリング直下の銅色のお皿のような部品)があります。
このパッドはボンネットと連携してダイアフラムが変形しすぎないようにするリミット機能も兼ねています。
この部品がないとダイアフラムの疲労破壊が早まってしまいます。

44-2300_分解_03

ダイアフラムです。同心円状に段がつけてあります。単純な平板薄膜よりも変形しやすくなるので精度は高くなり、寿命も長くなります。

44-2300_分解_04

ダイアフラムとボディ本体を並べてみました。

ボディから少し飛び出して見えるのがステム部分です。ロードスプリングがダイアフラムを介してステムが押し付けられることでシールします。

背圧弁の動作原理

ステムを取り出してみましょう。

44-2300_分解_05

ステムとステムがシートに過剰に力をかけないようにサスペンションの役割を果たす小スプリングが組み込まれたユニットです。

ユニットを交換するだけで済みますので楽ではあるのですが、ステムのみの交換や研磨といったことはできません。
メンテナンスを行なう販売店の立場からは別部品の方がありがたい部分ではありますが、なかなか難しいようです。

以上、ほんのさわりですが内部のご紹介でした。

良好な圧力制御、再現性はお客様の評価も高く、大変使いやすい製品です。
装置を設計する際にご考慮いただければ幸いです。

編集後記

今回のメールマガジンはいかがでしたか。 

緊急事態宣言も解除され、街に活気が戻ってきました。冬に備えて気を抜かずに感染対策がんばりましょう。

次回もよろしくお願いいたします。

発行元:株式会社テクメイション 東日本営業1グループ
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