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ここで変化するAの圧力に対して、Bの圧力を一定差圧に保つということが実現します。
まずはBの減圧弁をリファレンス駆動式にし、ドム室にA配管の圧力を供給します(リファレンス圧)。
次にB減圧弁のバイアススプリングを調整し、αだけ圧力が高くなるように調整します。
するとPAの圧力が変化しても、PBは常にPAの圧力(リファレンス圧)にαを加えた圧力に設定することができるのです。
上記例ではドムロードの圧力にスプリングの力をプラスする、ポジティブバイアスという使い方です。
圧力のかかった滅菌容器に少しだけ高い圧力の滅菌用蒸気を供給する用途や液体軸シールなどに使われています。
逆にドムロードの圧力にスプリングの力をマイナスする、ネガティブバイアスというモデルもあります。こちらはリファレンス圧 - αの圧力調整を実現します。
少し変わった駆動方式ですが、設備設計の一つのアイデアになりましたら幸いです。
ご興味ありましたらぜひ一度担当営業にお問い合わせください。
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