Techmation

テクメイション通信Vol.025

おはようございます!株式会社テクメイションです。

本日2月8日は郵便マークの日です。1887年、日本郵政の前身である逓信省から告示されたのですが、当初「T」とされていたものが、2月19日に「〒」と訂正されてしまったそうです。

マークの変更理由については色々な説があって面白いのですが、135年前に決まったものから変わっていないのは意外でした。

今回も流体制御をテーマにお役立ち情報をお届けします。
どうぞよろしくお願いいたします。

(本日の担当:落石)

これまでバックナンバーはこちらからご覧になれます。

テクメイション通信バックナンバー

今回のもくじ

1.【技術情報】PID制御で圧力を自動調圧する

2.【お知らせ】部品の長納期化について

3. 編集後記

PID制御で圧力を自動調圧する

今回は圧力調整器を自動で制御できるPIDコントローラーをご紹介します。

ER5000 kit

このメルマガでも何度かご紹介しましたが、エアアクチュエーター式の圧力調整器は計装エアを使用して調圧を行ないます。

テクメイション通信No.004 3種類の駆動(ロード)方式

この計装エア圧力を能動的にコントロールできれば、状況に応じて自動的に圧力制御できるというわけです。
これまで人が張り付いて行なっていた圧力制御を機械に任せることができるので、効率化・省人化にもつながります。

その計装エアの制御を行なうのがTESCOM社製PIDコントローラー「ER5000シリーズ」です。

動作原理

ER5000で自動制御を行なうには次の4つの要素が必要です。

  1. エアアクチュエーター式圧力調整器
  2. PIDコントローラー(ER5000)
  3. 圧力トランスデューサー(4-20mAまたは1-5VDC出力)
  4. 目標圧力指示器(WindowsPCやPLCなど)
ER5000フロー

ここで、圧力トランスデューサーは実際に調圧したい場所・ラインに接続しておきます。

  • まずは指示器で目標圧力をER5000に設定します。
  • ER5000は圧力トランスデューサーから送られる実際のプロセスラインの圧力と指示値が同じになるように、計装エアを操作して圧力調整器を動かします。制御方法はPID制御です。

動作原理はたったのこれだけです。

しかしながら効果は絶大で、例えば流体温度の変化や流量の変化で圧力が変動しても、きちんと追随して一定圧力を保つことができるようになります。反応装置などに適しています。
他にも指示器側から複数の圧力設定値を順番に指示することで生産設備やテスト設備を効率よく動作させることも可能です。

今後はもう少し詳しい使用例をご紹介する予定です。ご期待ください。

PIDコントローラー ER5000 紹介ページ

部品の長納期化について

ご承知の通り、新型コロナウイルス蔓延の影響により、原材料の入手やサプライヤーの生産に支障が生じています。

Oリングや一部の樹脂部品は長納期化が顕著となっており、納期が半年以上かかる部品も出始めています。そのため納期遅延、あるいは納期回答が出来ない状況が発生しています。

特にメンテナンスをご依頼になる場合は、事前にご確認ください。

多大なるご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ございません。
ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

なお、すでにご依頼いただいているメンテナンスに支障はございません。

編集後記

今回のメールマガジンはいかがでしたか。 

ER5000はTESCOMの隠れたヒット作で、日本でも生産ラインや試験ラインで大量に使われています。
お伺いしてのデモも可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

次回もよろしくお願いいたします。

発行元:株式会社テクメイション 東日本営業1グループ
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