Techmation

テクメイション通信Vol.027

おはようございます!株式会社テクメイションです。

3月に入りすっかりあたたかく、春らしくなってきましたね。
「テクメイション通信」がスタートしてちょうど一年になります。
いつもご愛読いただき、ありがとうございます。
これまでのバックナンバーをまとめてありますので、ご興味ある内容ありましたらぜひもう一度ごらんください。

今回も流体制御をテーマにお役立ち情報をお届けします。
どうぞよろしくお願いいたします。

(本日の担当:山本)

これまでバックナンバーはこちらからご覧になれます。

テクメイション通信バックナンバー

今回のもくじ

1.【導入事例】ER5000を使用してガス封入と同時に耐圧試験を行なう

2. 編集後記

ER5000を使用してガス封入と同時に耐圧試験を行なう

PIDコントローラーER5000の導入事例をご紹介します。

アメリカのあるガススプリング製造メーカーでは組み立てられた製品にガスを封入するラインに手動の減圧弁を使用していました。

改善前フロー図

操作手順は下記の通りでした。

  1. 製品をセットする
  2. 減圧弁を操作して耐圧試験圧力までゼロから何段階かに分けて気密を見ながら昇圧する
  3. 耐圧試験を実施
  4. 減圧弁を操作して封入圧力まで減圧する
  5. 製品を外す
  6. 減圧弁をフリーに戻す
  7. ベントバルブを開く

時間と圧力の関係を下の図に示します。

圧力:時間関係図

これを手動で行なっていたのはかなり大変ですね。
実際には気密試験のためにバルブの操作もありますのでなおさらです。

このメーカーは減圧弁をエアアクチュエーター式ベント機能付きの減圧弁に、圧力計を圧力トランスデューサーに変更し、ER5000に4-20mAの信号を入力することによって、ほとんどの工程を自動化することに成功しました。

改善後フロー図

セットポイント信号は圧力トランスデューサーのレンジのゼロ点を4mAに、100%を20mAにして比例配分します。
例えば圧力トランスデューサーのレンジが0〜10MPaの場合、5MPaに設定したい時は12mAを出力します。
あとは先のグラフの動きになるように順番にセットポイント信号を出力するだけです。
ベント機能付きの減圧弁を使用しているので減圧方向も制御可能です。

余談ですがこのメーカーではバルブもVAバルブに変更しバルブの開閉も自動化しました。

アクチュエーター内蔵でコンパクトなエア駆動弁 VAシリーズ

編集後記

今回のメールマガジンはいかがでしたか。

本日はPIDコントローラーER5000の導入事例の一つをご紹介しました。
ルーチンワークの自動化は、時間と労力のコスト削減だけではなく、正確性や安全性の向上にもつながっています。
これからも様々な具体的な導入事例をご紹介していきますので楽しみにしていてくださいね。

次回もよろしくお願いいたします。

発行元:株式会社テクメイション 東日本営業1グループ
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