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TESCOM社の圧力調整器には様々なオプションモデルがあることを以前紹介しました。
主に研究開発分野のような、特殊な使用条件でお使いになりたいお客様に評価いただいているTESCOM社の一つの特徴です。
弊社ではWebサイトにお問い合わせフォームを用意しています。
お問い合わせ内容の中で比較的多いのが「高温対応の圧力調整器はありますか?」というものです。
シリーズによりますが、TESCOM社の圧力調整器は最高使用温度204℃や、260℃のモデルをラインナップしています。
製品の使用可能温度を決定しているのは、基本的にはシール部品に使われているゴム材・樹脂材になります。
ゴム材は主にOリング、樹脂材は主にバルブシートに使われています。
高温対応のゴム材はカルレッツ、ケムラッツのパーフロ系、樹脂材はポリイミド樹脂(ベスペル)や、PEEKが代表的な材質になります。
加えて、高温対応モデルは、ゴム材・樹脂材以外の金属部品も高温環境下での性能や耐久性に優れた材質に変更されているものが多いです。
使用温度の他に、圧力や流体との相性を考慮して材質の組み合わせを選択しますので、ご使用条件をなるべく詳しくお知らせください。
特に、あまり一般的ではない特殊な流体の場合には、使用可能なゴム材・樹脂材や、逆に使用不可の材質をお知らせいただけるとモデル選定がスムーズになります。
初めにお知らせの通り、TESCOM社の圧力調整器には様々なオプションモデルがありますので、カタログや弊社ホームページには代表的なモデルのみ掲載しています。
高温用途以外にも、「こんな圧力調整器が欲しい。」といったリクエストがありましたら、お気軽に担当までご相談ください。
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