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流体圧力が駆動用エアの負荷より大きくなり、ダイヤフラムを押し上げるとステムとシートが離れ、流体が二次側に流れるようになります。
この原理は手動式と同じです。
さて、ドムロード式では駆動用エアとプロセス流体が触れるダイアフラムの面積がほぼ同じで、その圧力比が1:1に近くなるように設計されています。
いかにも調整したい圧力と同じ駆動エアを入れてあげればいいように感じますが、実際に動かしてみると残念ながらそうはなりません。
この背圧弁では【054】ピストンのOリングの摺動抵抗や【003】スプリングがステムを押し上げる力などがFの力(駆動圧)を弱めてしまっています。
つまりプロセス圧力+αの駆動圧が必要となるのです。
実は仕様図でも触れられていて、中央下の方に「Negative bias of 60 psi MAX」の記述があります。
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